当ブログは2021年1月21日に船出を致しました。
本記事が16記事目となります。
年頭にあたり、何か新しいことを始めたいと思って始めたこのブログ。コロナ禍で仕事が減ってしまって時間を持て余している方、収入が減ってしまった方、そこまでの実害はなくてもこうした状況下で、今まで漠然と感じていた将来への不安がにわかに現実味を帯びてきてしまっている方。
僕もその一人です。
これを読んでいるあなたはおそらく、本業での稼ぎ以外で他に何か収益化できることがないだろうか?と考えた末にブログを始めた、自分の将来を憂う一人ではないしょうか?
僕も同じです。
今回はブログを始めて1ヶ月で分かった、収益化以外のブログ運営のメリットをご紹介します。
「まず自分のブログを収益化してから言えよ」というツッコミは無しの方向でお願いします。
ブログ運営のメリット
文章を書くことによって得られる気持ちの安定
日常的に思考を文章化することが精神衛生上良い効果をもたらす、ということは心理学者の研究によって実証されているようです。
例えば頭の中に作業スペースである机があるとして、その机の上や引き出しの中でごちゃごちゃになっている書類やメモを整理して一つのファイルにまとめるような感覚。
自分の持っている知識や、見聞きした情報をまとめて文章として出力する行為を言い換えればこうなります。
そして、人間の脳は単なるストレージではなく気持ちを司ります。
ブログの記事を書いてアップするということは、断片的で不確かな記憶を整理して一つにまとめ、「価値のある情報」として出力することに等しく、それは同時に気持ちを整理することになるのです。
事実、ブログ記事を書き始めてから忙しくはなりましたが、頭の中は非常にスッキリしていて落ち着いています。
これはブログを書くことによって得られた、下記の3つの気持ちに由来するものと僕は考えます。
- 脳内に散乱していた思考や情報を一つにまとめたことによって得られた達成感。
- そうやってまとめた情報をブログ記事として世間に公開できたという満足感。
- それがいつでもどこでも参照できる形で、サーバーという外部記憶装置にバックアップが取られているという安心感。
記憶の外部化がもたらす、現代における新しい幸福の概念です。
本業でも役立つ力を養える
当ブログはキャンプを主体に構成しています。
何かとお金のかかる趣味ですので、キャンプ初心者が効率よく道具を揃えて早急に自分のスタイルを確立できるように、自分の経験や失敗談、道具のレビューなどを中心に書いてサポートすることを目標としています。
1番最初に書いた記事はこれでした。
なぜこの商品レビューを最初の記事に選んだのかというと、それほど思い入れが無いアイテムだからです。ずいぶん古くからあるロングセラー商品でありますが、言ってしまえばただのアルミ鍋。
既に大量のレビューがネット上に存在する上に大した思い入れもなく、単純な構造のアイテムのレビューは難しく、逆にこれがある程度うまく書ければその後は少し楽になるだろうと考えたからです。
しかしアウトドアブームの最中、キャンプ道具レビューブログなんて星の数ほどあります。その中で個性を出しつつ人様のお役に立てる記事を書くということは、やはり難しい。
この記事も初心者なりに頑張って書いたつもりですが、網羅性を意識するあまり話の展開が単調で無個性になってしまっており、悔いがあります。
この記事はいずれ加筆修正するとして、今後はどんな事に気をつけながら記事作成をすればよいのか?たとえば下記のような手順を挙げてみました。
- コンセプトとターゲットの明確化。
- ターゲットが持つ悩み事や関心事のリサーチ
- 収集した情報の分析、精査とまとめ。
- ライバルとなる検索上位記事内容の把握。
- テーマに関して網羅性のある記事の作成。
- 予測される潜在ニーズの掘り起こし、競合には無い要素の追加。
- 記事同士の複合展開とSEO対策。
- サイトの外観を整えることも含めた、ユーザビリティの向上。
これらは僕が日常的に仕事で行っていることと被る部分も多く、列記したスキルを磨くことが本業における業務改善にも直結します。
隙間時間の有効活用
僕は現在産業機械の企画営業職に就いていて、仕事時間の半分をデスクワーク、残り半分を外回りに割いています。時々現場で作業を行ったりと例外もありますが、大体このような時間配分です。
業務と業務の間に全く空きが無いくらい過密なスケジュールというわけでもなく、企画書が想定より早く仕上がったときや、取引先とアポを取ってある時間まで少し間が空いてしまったとき、また作業工数を短縮できた場合など、毎日ある程度の隙間時間が生じます。
こうした時間を従来は昼寝やコンテンツ消費で埋めていましたが、1タームは短くても、隙間時間を合計すると結構な空きができることに気づきました。
仕事を効率的に行った結果発生した余剰時間ですから休んでいても構わないわけですが、今までほぼコンテンツ消費オンリーだったこの時間をブログ作成に充てることで、日常における消費と生産のバランスがうまく取れるようになったと感じています。
隙間時間をブログ作成に割くことで充足感が得られるようになりました。
これはiPad Air4セルラーモデル+Magic Keyboardを装備したことで、いつでもどこでもブログ作成ができるようになったということも大きな要因として挙げられます。
職場環境や仕事内容は人それぞれですので、全ての方が僕と同じように時間が取れるわけでも無いと思いますが、実際僕に近い環境の方も少なからずいらっしゃると思います。
どうしてもそんな事をするのは無理だという方は、たとえば下記のようにご自身の置かれた状況に応じて出来ることを考えてみるのもいいかと思います。
- 車での移動時間が長い人は音声入力で記事の草案を作成してみる。
- 移動中はYouTubeをラジオのように使用して関連情報の収集をする。
- 休憩中や待ち時間に、使用デバイス間で常に同期されているGmailの「下書き」を使って記事のアイデアを書き留めてみる。
本業の間に自主的な生産活動を挟むことでメリハリのある一日を過ごすことは、両方にとって良い相乗効果をもたらす気がしています。
高次の欲求を満たす
若い頃は勉強は苦行でしかなかったはずなのに、今は知識欲に飢えています。
歳を重ねるにつれ、自分が持っていた“可能性”という名のカードが一枚一枚消失していき、近い将来行き着く先が見えてきた頃に「このまま終わりたくない」という気持ちが芽生える。僕自身がそうであるように、こんな思いを内包する中高年の方は多いと思います。
マズローの欲求5段階説
人間の欲求には下図のような階層があるそうです。
腹へったとか眠いという動物的なものは「生理的欲求」、病気にかかりたくない、事故に遭いたくないという「安全欲求」、孤立せずに家族や会社などの組織に属して仲間をつくり、安心したいという「社会的欲求」の3つは低次の欲求と呼ばれ、自分を取り巻く環境を充実させたいという外向きな欲求です。
前述した「このまま終わりたくない」という感情は既に社会的欲求までが満たされているからこそ欲するもので、自分の内面を充実させたいという高次の欲求「承認欲求」と「自己実現の欲求」に当てはまります。
それなりに社会と関わりながら生活できていてはいるものの、何か満たされない。生涯学び続けることが重要であることは理解しているけど、具体的に何をすれば良いかわからない。こういった方こそブログを始めてみることをおススメします。
ブログ運営は、他人に認められたい、何かを成し遂げたいという気持ちから来る知識欲を満たすための行動として最適です。
収益化を目指すブログを立ち上げて記事を書き始めるまでには、サーバーを借りる、独自ドメインを取得する、ワードプレスを設定するなどのプロセスがあり、ある程度の知識が要求されます。
ネット上に無料で詳しく解説してくれる先生が大勢いますので比較的容易に準備できると思いますが、僕のような素人にとってはこの段階でも少なからず学びが必要になります。
また、良質な記事を書くには入念なリサーチは必須であり、当然ながらテーマに関しての豊富な知識や経験も必要になります。つまりブログを継続していくには学び続けることが必然となるのです。そしてそれが功を奏して大衆に受け入れられれば同時に承認欲求も満たされます。
マズロー自身が「自己実現欲求」を満たすことができた人は少ないと言っているように、正直この領域に辿り着くまでの道のりは相当困難で、ブログ運営はほとんどの人が途中で離脱してしまうこともまた事実。
僕も承認欲求に支配されないように気をつけながら、地道に長く続けていきたいと思っています。
1ヶ月経験した結果と感想
始めて最初の1ヶ月ですのでキャンプ関連以外にも書きたい事がたくさんありました。大まかなコンセプトや構想はあったものの、ある程度の記事数を書かないと自分のスタイルも確立できないかな、と思い2月はとりあえずその日に書きたいと思ったものを書いてきました。
何文字の記事を書こう!という意識は全くありませんが、1月21日の初投稿から前回までの全15記事で合計68,644文字、1記事平均約4,500文字という結果です。
ちなみに最も文字数が少ない記事で1,787文字、多い記事で7,757文字でした。記事の内容によって文字数が増減するのは当然のことですし、より詳しく書こうとすればするほど長くなってくるのもまた必然です。
僕は理屈っぽい方なので冗長にならないように心掛けるのが大変でしたし、分かりやすさを求めて試行錯誤する中で自分のボキャブラリーの少なさも痛感しました。
記事自体もそうですが、文字装飾やアイキャッチの作成、差し込む画像や表などの資料作成に思ったよりも時間が掛かって大変でした。わざわざ計測はしていませんが、1記事あたり6〜8時間は掛かっている体感です。
また、2月中旬は仕事が忙しかった事もあり、記事を書くことが少し億劫になりました。上手に習慣化して、たとえ多忙でもあまり長いブランクを作らないように気をつけないといけません。
2ヶ月目の展望
3月は年度末であり、仕事や子供の行事で特に忙しいので、このままの行き当たりばったりでは続かないと思います。自分用の設計図としてのサイトマップを今一度作成して全体像を可視化し、計画どおりに進めていきたいと思います。
更新頻度だけにこだわっていては本質からズレてしまいますが、どれだけ更新が滞っても納得できる記事クオリティを保ちながら、引き続き月10記事程度は書き続けていきたいと思います。
Googleアドセンス審査に落ちた
実は8記事くらい作成したところで、Googleアドセンスの審査を受けて落ちています。
もっとも、サイト立ち上げから数週間程度でドメインパワーも弱く、記事数やその内容、SEO対策も未熟=PVがほとんど0の段階で広告を掲載すること自体意味がないということは十分承知しています。
しかし、アドセンス審査に合格するということは、広告を掲載する権利を与えられるということで、それはつまり自分の作成したブログがGoogleの品質評価ガイドラインに沿っているとお墨付きをもらえたという事です。
早い段階で客観的なジャッジをしてもらい、このままのやり方を踏襲してブログを更新し続けても良いか、それとも根本的な見直しが必要であるかを知る事は重要です。
記事更新の継続と、Googleアドセンスの審査に合格することを今月の目標に掲げたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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