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転売ヤーによる買い占め、転売は違法か?メルカリでテントを買った僕の見解

キャンプ雑談

Kですみなさんこんばんは。

今回は転売についてのお話です。

転売という行為の善悪についてはしばしば話題になりますし、それは近年急速に成長拡大したアウトドア業界においても例外ではありません。

僕は、近年で言えばサバティカルのギリアをメルカリで、遡ればPS3を発売当時にヤフオクで定価より高値で購入していますので、条件付きですが転売肯定派です。「条件付き」の理由については後述します。

転売屋からの購入した理由はいたってシンプルで、最も早く商品を入手できる手段であったことと、転売屋の提示する価格が妥当であると判断したからです。

欲しいギアはいつも欠品中。抽選販売は外れ続けているのに、フリマアプリではたくさん転売されてる現実。皆さんも経験ありますよね?

悔しい、でも欲しい。どうしようかな、定価より高いし。。。それでも買っちゃう人がいるせいで転売屋が蔓延ってるの?ん〜どうしたらいいの!?

「今まさにそれで迷ってるんだよなぁ〜」という方や、「そりゃ、買える値段で売ってたら買うよ!」という方、「転売屋から買うなんてアホくさ!」という方も、是非ご一読いただき、自分の意思決定の参考にして頂ければと思います。

それではどうぞ!

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そもそも転売って違法じゃないの?

「仕入値に利益を乗せて販売する」という行為自体は、転売でも通常の商売でもなんら変わりはありませんし、違法性もありません。

ただし、以下に挙げる事例は法に抵触します。

チケット不正転売禁止法に抵触

この法律に該当するチケットを、興行主の同意なく有償譲渡することは明確に禁じられていますし、大手フリマ・オークションサービス事業者でもあらかじめ取り扱いを禁止しています。

この法律は、東京オリンピックを目前に控えた令和元年6月に施行されました。国際的なイベントが、個人の営利目的に利用されるべきではありませんからね。

迷惑防止条例違反

転売目的で購入したコンサートチケット等を公共の場所で不特定多数の人に高値で販売する、いわゆる「ダフ屋」行為を禁じている地域もあり、違反した場合は罪に問われます。

古物営業法違反

転売目的で仕入れたものを一定数継続して売るというビジネスをする場合は古物商許可証が必要で、許可無く行った場合は罰せられます。

詐欺罪

転売目的での購入が禁止されている商品を、個人使用目的と偽って購入し、転売した場合は詐欺行為とみなされる場合があります。

しかし、これを立証するのは難しいので、実際は当事者のモラルの問題でしょう。

公共の福祉に反する場合

コロナ禍で全国民が必要とし、等しく入手できる環境が作られるべきであるマスクや消毒液などを買い占めて、高値で転売することを国が規制したことは記憶に新しいですね。

このように公共の福祉より個人の利益を優先しようとする行為は、国や地方自治体が積極的に取り締まります

転売肯定派・否定派それぞれの言い分

さて、テントやゲーム機の転売のように、「趣味性が高い物品を購入し、個人の営利目的で転売する事」は上記のいずれにも該当せず、違法性は無さそうだということがお分かり頂けたと思います。

強いて言えば購入条件に、「転売目的での購入はお控えください」とある物を個人使用と偽って購入して転売するのは詐欺罪になりそうですが、「もともと自分で使おうと思っていたけど気が変わった」と言われればそれまでです。

転売について賛否両論あるのは、こうしたグレーな部分があることも要因の一つでしょう。

そして転売を巡っては、肯定派と否定派それぞれの立場で、以下のような主張の違いがあります。

<span class="bold-blue">肯定派</span>
肯定派

安く仕入れて高く売る事は資本主義の基本で、そもそも転売という行為自体には違法性は無い。需要と供給のバランスで市場価格が決まるのは当然だし、高値でも売れるのであれば本来それだけの価値がその商品にあるということ。

消費者側がその価格に納得して購入しているのであれば被害者はどこにも存在せず、健全な経済活動であると言える。

<strong><span class="bold-red">否定派</span></strong>
否定派

趣味性が高く品薄になりそうな商品を狙って、「高値で転売して儲ける事ができるから」という不純な動機で本人が使いもしない物を買い漁る転売屋のせいで、本当に必要な人の手に渡らなくなる。

そればかりか、良い商品を初心者にも購入しやすい価格設定で販売することで敷居を下げ、広く流通させて市場の活性化を図ろうとしているメーカーの意図にも反している。

双方ごもっともな言い分ですが、僕は肯定派寄りです。

「肯定派寄り」である僕の言い分

見えない事実 

まず否定派が感情的に許せない部分というのは、「切実にその商品が欲しいと思っている自分が入手できないのに、どうして商品の本質的な価値を知らず金稼ぎの道具としか思っていない転売屋にマージンを払って、定価より高い価格で買わなきゃいけないのか?」というところですよね。

しかし、運よく正規ルートから定価で入手したはいいけど、ロクに使用もせずにたんすの肥やしにする人だって一定数いるはずです。商品に対するマインドが皆一律とは限りません。

正規ルートでの購入者は皆等しく商品に対する愛着が強く、長期間に渡って大切に使用する人ばかり、とは限らず個人差があるはずですが、そうした事実は調べようが無く、決して表には出てきませんので問題視されることもありません。

「本当に切実に欲しい人、その商品を愛してやまない人、入手したら積極的に使う人の手に商品が渡らず、実際はそれほど愛着が無い人の手に渡ってしまって結局使われずじまい」という“使われる為に製造された道具“にとって最も残念な事態は、転売屋の存在に関わらず起こり得る事です。

転売屋は意図せず、こうした「使われることの無い道具」が作られる事を防いでいます。

何故なら、転売屋に金を積んででも、どうしても入手したいという強い気持ちがある人ほど、その商品にひとかたならぬ価値を見出している購入者と言えるからです。

そういった方々は、たまたま入手できてしまった購入者よりも商品に対する愛着や執着が強く、商品を末長く大切に扱うと考えるのが自然でしょう。

つまり、転売屋を介する事で、使用されない商品が生まれる確率が下がる=本当に必要な人の手に渡る可能性が上がる、という事になります。

転売される事によって入手できた愛好家と、その結果末長く有効に使用され続ける商品が少なからず存在するはずで、事実僕もその一人だと自負しています。

さて、「見えない事実」の可能性を示したところで、次は感情論は捨てて現実的な話をしましょう。

転売屋は流通を妨げない

転売屋は営利目的で、その名のとおり転売する為だけに商品を購入するので、入手した商品は即売りに出します。

転売屋は需要に対して供給が極端に少ない、希少価値の高い商品をめざとく見つけて、効率良く商売しているのです。

つまり品薄はもともとメーカーの出荷量が少ないからであって、転売屋が品薄状態を作っているわけでも、流通を妨げているわけでもありません。

市場価格の調整機能を転売屋が担っている

転売屋が設定した価格が定価を大幅に上回っていても、それを妥当と捉え購入する消費者が多数居れば、その価格がその商品の適正価格と言えます。

逆に消費者の多くが適正価格と認知せず、商品が売れなければ転売屋は頃合いを見て徐々に価格を下げ、なんとか売り抜けようとします。時間が経過するほど不良在庫を抱えるリスクが増しますからね。

つまり消費者に適正価格と判断されればその価格で売れ続け、誰も買わなければ値下がりする、といった本来メーカーや小売店が担うべき市場の状況に応じた価格調整機能を、転売屋が担っている事になります。

高すぎれば誰も買わないのですから、転売屋が不当に価格を吊り上げ、高額で購入する事を強制されているわけではありません。

この様に転売屋が間に入っても、欲しい人の手には、その人の考える適正価格で渡っているわけです。

つまり問題の本質は、

  • そもそも、メーカーの販売量が少ない。
  • そもそも、希望小売価格の設定が低すぎる。

という部分にあります。

この事は、「品質の高い商品を出来るだけ安く提供して業界の活性化を図りたいと願うメーカーの大義」という見方ができる反面、「大量の在庫を抱えるリスクを負いたくないので、無理の無い数量かつ、消費者の購買力を考慮した価格で販売するのが安パイ」と考えるメーカーの経営判断が転売屋の台頭を招いているという見方もできるのです。

つまり、転売屋は弱体化した経済の副産物と言えます。

経済状態が良ければ、メーカーはリスクを恐れず商品の生産量を増やせるので品薄状態は生まれませんし、希望小売価格を本来の商品価値に応じて多少強気に設定しても消費者の購買力がそれを上回り、転売ビジネスは成立しません。

また、「最初は強気な価格設定にして、それで売れなきゃ値下げする」という販売手法は、それが市場原理とはいえ、消費者はメーカーに足元を見られている様な感じがしますし、初期ロットを高い価格で購入した卸店や消費者からのヘイトを集めてしまうので、メーカーとしてはあまりやりたくないのでしょう。

価格調整機能を担うということは、市場の状況に応じた価格変動もメーカー主導で行う事になるので、場合によってはメーカーが悪者になってしまう可能性があります。

過剰在庫は避けたい、価格調整機能も担いたくない、なるべく品行方正にして消費者から好かれたい、というメーカーの思惑が、結果的に転売屋の台頭につながっている

僕にはそう見えていて、ここまでが僕が転売屋を肯定する理由です。

僕が肯定派と言い切らず「条件付き」を付ける理由

転売について肯定的である理由をつらつらと書いて来ましたが、ここからは、こういうのって「転売=害悪」でしかないですよね?という事例です。

転売屋が結託して組織的な買い占めが可能である場合もある

経済学者、中川功一先生のYouTube動画を拝見し、なるほど、「転売は悪ではない」とは言い切れないな、と気付かされましたので、参考としてその動画を埋め込んでおきます。

「中川先生のやさしいビジネス研究」より

観る時間が無い方の為に要約すれば、以下のような主旨の解説が含まれた動画でした。

例えばプラモデルという商品は趣味性が高く、単価が低い。産業規模が小さく流通量も少ない事から、転売屋が結託して商品を買い占めれば寡占状態が作れてしまうところに目をつけられ、こういった手法が通用する業界に転売屋が群がっている。

市場価格が結託した転売屋によって人為的に操作され、結果として消費者の選択肢を奪い、「需要と供給のバランスがによって生まれる健全な経済活動」が停止する。

そういった事が繰り返されると消費者はその市場に興味を失って離れて行き、結果としてその産業自体が衰退し、やがて滅んでしまう。

この動画にて、結託した転売屋たちに市場を操作される可能性も否定できない、という事が分かりました。

自動購入BOTで買い占められる場合もある

2021年の転売ヤーによるPS5買い占め騒動の当事者等は、自動購入BOTで商品を買い占めています。

文字通りECサイトで商品を大量に自動購入する為のプログラムで、個人の手入力では歯が立たず、先着販売開始後数秒で売り切れ→大量転売となるのです。

しかもこの技術自体が開発・販売されていたりするので、規制されないと今後はBOTが無ければ、人気商品の先着販売に勝ち目はありません。

海外では既に規制の動きがあって、米国では2016年に入場者数が200人を超える音楽やスポーツイベントのチケットをBOTを利用して買い占めること、また、BOTで入手したチケットの転売を違法とする法案が成立しました。

続報では、この法律の範囲を全ての小売サイトに拡張することを求める法案が再提出されたとの事。

日本国内ではまだこうした動きが見られませんが、いずれ諸外国に追随する形を採るものと思われます。しかし規制が無い今現在は、BOTをうまく使える人が荒稼ぎできる状況です。

こうした状況に呆れたファンがその趣味を離れ、その業界が衰退していくという流れに繋がるわけです。

SNSやフリマアプリの発達で便利になった反面、個人が地域や年齢の垣根を超えて、全国の一般消費者と容易に繋がれる様になってしまった事の弊害ですね。

個人でも大量に売りさばく当てがあるから、大量に仕入れて儲けようとするビジネスが成立してしまいます。

ならば結局は仕入の手法が違うだけで、「転売は悪」であるという事にならないか?というご意見もあるかと思いますが、転売行為自体は個別にその悪質性を見抜くのが困難なので、完全に規制することは事実上不可能で、加えて先に書いたような一定のメリットが存在すると個人的には考えています。

よって僕は「買い占め行為は否定するが転売自体は肯定の、条件付きで肯定」というスタンスです。

最後に

本記事内容は、あくまで僕の主観によるものなので、異論反論は認めます。

今回の様に、その賛否が二分するテーマを多角的な視点から捉えるため、広く皆様のご意見を賜りたいので、思うところがある方はコメントやメールにてお寄せ頂ければ幸いです。

また、実際僕が転売ヤーから買った時の詳細みたいな記事もありますので、お暇な時に読んでみてください。

これがまた実に納得のいく形で手に入ったんですよ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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