【iPad】どれがいい?おすすめモデルの選び方【種類比較】

PC & iPad

iPadでブログを書いているKです、みなさんこんにちは。

こんな挨拶が当然のことで別に驚きもしないのは、それだけiPadのある生活があたりまえになっているという証拠に他なりませんよね。

初代iPadが発表されたのは2010年1月27日。米国での発売開始が同年4月3日、そして日本での発売が5月28日ということでしたので、発売から既に10年以上が経過するんですね。

スマホが出始めたのが2008年あたりで、日本国内でスマホの普及率が従来のガラケーを越えたのが2013年という資料がありますので、そう考えると意外と昔からあるんだなと思います。

そんなiPadも2021年2月現在で第8世代まで登場し、iPad Air、Pro、miniの派生機種も含めると4モデル、Proはサイズが2種類ありますので、それを含めると5パターンの選択肢になります。

Wi-Fiモデルかセルラーモデルか、カラーバリエーション、ストレージ容量の違いまで含めるとさらに選択肢が増えます。

セルラーモデルが必要か?&色に関しては「各自お好きなものを」ということになるのですが、一応そのあたりの情報のみが必要な方は、結構後の方に書いてありますので目次からジャンプしてください。

尚、今回はiPad miniは比較対象に入れておりませんので、あしからず。また、本記事で「無印」と記載がある場合はAirやProではない普通のiPadのことになりますので、こちらもあらかじめご了承ください。

それでは、機種選定のポイントについて進めていきましょう!

スポンサーリンク

iPadを何に使うか?

コンテンツ消費メインならiPad第8世代32GBがコスパ良し

まず初めに1番簡単なところから。iPadで何がしたいか?ということです。 Hulu、Netflixや Amazonプライムビデオ、YouTubeの動画を視聴することや、Webの閲覧程度であれば間違いなくiPad第8世代32GBの Wi-Fiモデルをお勧めします。


僕はつい最近までipad第6世代32GBを使っていました。主にコンテンツ消費が中心で、たまに音楽作成アプリを使ったりする程度でした。


今はiPad Air4を購入してそちらを使っていますが、正直コンテンツ消費だけではスペックの差を感じることは、ほとんどありません。


2018年発売の第6世代と比べてもそんなレベルですから、格段に進化したA12bionicを積んだ第8世代なら、よほど負荷を掛けないと上位モデルとの違いをはっきりと感じることはできないと思います。


量販店のデモ機を触った限りでは、仮に無印とAirの外観を全く同じにした「利きiPad」をされたら、どちらがAirかわからなくなるだろうと思うほど完成度が高かったです。

これで34,800円は圧倒的にコスパが良いです。品物として高すぎず、安すぎずな絶妙な値付けですので、プレゼントとしても喜ばれるのではないでしょうか?

iPadのストレージ容量のおすすめ、目安は?

初めは「海外ドラマや電子書籍を見るだけだから」と思っていても、使っているうちこれ1台でなんでもできるんじゃないか?とすら思えてくるところがiPadの魅力です。そしてそれはあながち間違いではありません。

ノートを取ったり、ゲームをしたり。趣味や仕事で写真や動画を加工、編集したり、音楽を作成したり絵を描いたりと、ざっと考えつくだけでも結構出てきます。多趣味な方は容量が足りなくなる事も予想されますので、予算に余裕があれば128GBを選択しておくのもアリです。

でもまぁ初めてのタブレットであれば32GBのコスパを取ったほうがいいかと個人的には思います。僕が32GBを使っていた時はそれほど容量を気にした事がありませんでしたので。

データサイズの目安

今は写真や動画もGoogleフォトやAmazonプライムフォトみたいにクラウドに保存しておくのが主流ですよね。複数の端末で撮った写真を一元管理できますし、端末を変えてもデータ移行の手間がありませんから。

音楽はAmazon Music Unlimitedみたいなサブスクがあるので、今はスマホやタブレットの中に音楽データがぱんぱんの人ってあまりいないのではないかと想像します。

動画編集などはしていないユーザーで、大きな動画データがiPadの中にあるケースは、例えばwi-fi環境下でAmazonプライムビデオで映画をダウンロードしておいて外出先で観るとか、そんな場合になるのかなと。

参考までに、Amazonプライムビデオのダウンロードの質に対する動画容量は以下のとおりです。

  最高  1時間で1.4GB
1時間で0.8GB
1時間で0.5GB

動画は再生時間だけでなく、形式やビットレートによって容量が違いますので、一概に1時間は何GBと定義することができません。ですから、あくまでAmazonプライムビデオの場合の参考値として捉えてください。

システムやアプリのサイズについて

ストレージの32GBという容量はあくまで総総量で「システム」、「その他」で、ある程度の領域を占有されますので実際に使える容量はこれより小さくなります

僕が娘に譲ったiPad第6世代32GBを例に取ると、OSは最新のiPad OS14.4で、システムで6.46GB、その他で3.7GBが使われています。任意で入れているアプリはYouTube kidz(1.35GB)、ポケ森(1.1GB)、マリオカート(1.08GB)、Procreate(602MB)だけです。

その他の最初から入っているSafariなどのアプリや写真を含めて現状15.2GB使用で、残り16.8GBという計算になります。つまりたったこれだけの使用でも総容量の半分くらいは使ってしまっているということです。

アプリはそれ自体のダウンロード容量は少なくても、データが溜まっていくと容量が膨らんでいきますので注意が必要です。

ちなみに僕が一時期ハマっていたゲーム、「コールオブデューティーモバイル」も、アプリのダウンロードサイズは2.5GBですが、2ヶ月くらい遊んだら倍以上の5.28GBになっていました。

もっと安いAndroidタブレットなどでもいいのでは?

Androidタブレットとの比較なども見受けられますが、スペックの高さや操作性の良さ、アプリの豊富さや洗練されたデザインなど、正直iPadとAndroidタブレットは別物で比較対象ではない気さえします。


初見のユーザーでも直感的に操作ができるよう、徹底的に考慮されたユーザビリティなどカタログ値だけでは計り知れない違いがあります。


たとえその全てがiPadに肉薄したとしても、圧倒的なブランド力がiPad側にある以上、結局それはiPadの踏襲に見えてしまって、やはり今日使われているタブレットというものの礎を確立したiPadに一日の長があり、それが超えられない壁となっていることは事実です。


もちろん僕はAndroidのタブレットを全てiPadと比較しているわけではないので例外もあるかもしれません。

しかしながら、iPadはタブレット市場において、国内2020年上半期ののメーカー出荷台数が244.2万台と前年同期を27%も上回り、シェアが53%を超え圧倒的な支持を得ています。こうした事実が、iPadが桁外れに優れたタブレット端末であることを裏付けています。


それに、僕のように仕事や義務でもないのに、わざわざ紹介記事やTipsなどの情報を発信している人もたくさんいますので、困ったことがあれば検索すれば大抵のことは解決してしまうという事も、iPadを選択するメリットの一つとして挙げられます。


本当にコンテンツ消費だけしかしないし、将来的に拡張性も全く必要がないということであれば、無理してiPadに似たAndroidタブを探すより、サイズはiPad miniと同程度になりますが、kindle Fire HDが最もコスパが良いと思います。

ここまでのまとめ

  • コンテンツ消費だけならiPad無印32GBで十分。
  • 多趣味な人、予算に余裕がある人は128GBを選んだ方がいい。
  • はじめてのタブレットならiPadが最適。

無印かAir 、もしくはAirかProで迷っている場合

まず、iPad miniを除いた各機種の比較表がありますので、こちらをご覧ください。僕はiPadで写真を撮らないですし、実際ほとんどの方がそうだと思いますのでカメラの違いに関しては割愛しています

▲クリックで拡大表示

iPad第8世代とAir4のどちらにするべきか?

選定ポイントは単純に、iPad第8世代の旧態依然とした外観やオプションに納得できるか否かです。

iPad Air4の新しいチップは確かに魅力的で、カタログスペックは無印より上ですが、先ほど書いたとおり無印でも使っていてストレスを感じる場面はほとんどありません。ですから、無印の外観やオプション対応状況に満足できれば、iPad第8世代でいいと思います。

無印とAir4の違いは結構たくさんある

iPad Air4は、チップの違いや電源ボタンTouch IDを搭載していること、より大きいストレージ容量が選択可能であることに加え、下記の点が無印よりアップグレードされています。

  1. ホームボタンがなくフルディスプレイでスタイリッシュ
  2. Apple Pencild第2世代対応
  3. フルラミネーションディスプレイ
  4. Magic Keybord対応
  5. USB-C端子搭載

まず、iPad Air4はホームボタンが廃止されてフルディスプレイになり、外観がiPad Proとほぼ同じになりました。

近づいたのは外観だけでなく、Apple Pencil第2世代に対応してペンを本体にマグネットでくっつけて充電できるようになりました。あの充電時の不恰好さや、ペンの格納場所に困ることがなくなったのです。これはペンを使いたい人にとってはかなり大きいです。

ディスプレイもフルラミネーションディスプレイになりました。非対応の無印は液晶とガラス面の間にわずかな隙間があり、ペン先の微妙なずれが気になるところですが、Air4ではこれが解消されました。

もっとも、文字を書く程度ではそれほど気になりませんでしたが、絵描きさんにとっては大変喜ばしいことです。

それから、重いし高いけどフローティングデザインが最高にクールなMagic Keybordにも対応しています。僕は今、それでブログを書いています。

最後もうひとつ。悲願だったUSB-C対応。現在主流の規格ですので、他の電子機器とケーブルを共用できるようになったことや、USB PDによる充電時間の短縮が可能になりました。

さらに外部接続機器への給電能力もLightningより上です。これによって、例えば音楽をやる方などは、MIDIキーボード等をiPadとUSB-Cケーブルでつなぐだけで動作するので、別電源の配線に悩まされることもなく、快適さが大幅に増加します。

これだけの差+ストレージ容量が32GB→64GBになって無印との差額が28,000円です。無印128GBを選んでも13,000円の差があります。「そりゃ高すぎる」という方は無印、「え?たったそれだけ」と感じる方はiPad Air4を選びましょう。

iPad Air4とProのどちらにするべきか?

iPad Proはその名のとおりプロのクリエーター用という位置付けだと思いますので、クリエイティブな仕事で使う方、もしくはそれに準じた使い方をするセミプロ&本気でプロを目指している人以外はAir4でいいと思います。

今までは無印の外観や仕様にどうしても我慢できなければ、それほどのスペックを必要としていない人でもProを選ばざるを得なかったのですが、iPad Air4の登場によってより安価な選択肢ができたわけです。

先ほどの表中で、黄色く塗っているところがiPad Air4とProとの差です。より大きい画面とストレージを必要とする人はProになります。冒頭に書いたとおり、これは本格的なプロ仕様といっていいでしょう。

Promotionテクノロジーとは、画面表示の描き変えを他モデルの2倍である毎秒120回行うことによって、より滑らかな描写を実現する技術です。しかし、一般人の目で差を捉えるのはむずかしいと思うので、これもまた、ゲーマーを含めた一部のプロ向けの仕様かと思います。

もう一つ、ロック解除が指紋認証ではなく顔認証であることです。これに関しては、どちらも一長一短あると思います。どちらもそういうものだと思って使えば、それに慣れてきて気にならなくなると思います。

iPad Air4の256GBとPro11インチの128GBはどちらにするべきか?

先ほどの表中の赤枠の部分です。ストレージがそれぞれ256GBと128GBで、容量が倍の下位モデルか、容量が半分の上位モデルかという選択問題で、価格差も5,000円と大差ありません。

僕なりの結論は、気になる色があればiPad Air4、なければiPad Proです。

そもそもプロのクリエイターは256GBでも足りないと思うので、悩んでいる時点でプロモデルは必要ないと考えます。だったら好きな色を買うか、「差額も小さいから1回くらいプロモデル買っておくか」くらいのノリでいいと思います。

僕はスカイブルーが気になっていて、せっかくの新発売だし、ということでAir4にしましたが、正直今はシルバーがかっこよく見えてきてProの方でもよかったかなと。

でもメイン機として数年使うつもりでいるので、ストレージの大きいAir4を選んで正解だったと思います。もし他にMacやWindowsPCを持っていて、サブ機として使うならAir4の64GBでいいかと思います。

ここまでのまとめ

  • 無印の外観やオプション対応状況に満足できる→iPad第8世代
  • スタイリッシュに使いたいがプロ仕様でなくていい→ipad Air4
  • iPad Air4を選択する場合、メイン機なら256GB、サブ機なら64GB
  • iPadをクリエイティブに使うプロ&本気でプロを目指す人→iPad Pro

もしどうしても購入したモデルに納得できない場合は、リセールバリューも高いので売却して上位モデルに買い替える手もあります。

しかし、いずれも完成度が高いので、プロユースでもなければどのモデルを選択してもストレスなくサクサク動作してくれますし、満足できると思います。

その他に選択できる要素

Wi-ifとセルラーモデルはどちらがよいか?

Wi-ifとセルラーモデルでは価格差が大きくなってきます。特に上位モデルに行けば行くほど、その差が開いて来ることが、先ほどの表で確認できると思います。

スマホのテザリングでもいいかと思いますが、やはり接続までの一手間があるのとサッと取り出してすぐ使えるのとでは利便性に大きな差が出てきます。

僕はブログを書いていますので、出先でも更新ができたり、調べ物ができたりするのでセルラーモデルを選択しました。この辺りはご自身の使用環境に照らし合わせてみてください。

当然ながらセルラーモデルは通信費としてランニングコストが発生します。僕はFuji wifiのSoftbank 20GB simプランを使っています。デポコミコースというのを利用すれば、月額1,600円とお得に使えるのでおすすめです。

色はどれが人気?

iPad Air4はシリーズ中最もカラーバリエーションが豊富です。僕はせっかくなので他のモデルには無いスカイブルーを選択しましたが、シルバーもクールで高級感があっていいな、と個人的に思っています。

女性はグリーンもいいんじゃないでしょうか?

参考までに、2021年2月現在のビックカメラiPad Air4売れ筋ランキングでは以下のとおりでした。

  1. スカイブルー
  2. スペースグレー
  3. グリーン
  4. ローズゴールド
  5. シルバー

スカイブルーはどこで見てもだいたい1番人気です。スペースグレーはとりあえず選んでおけば無難な色ですね。シルバー意外と人気ないんですね。

使用するケースによっては全く見えない部分になりますので、本体色は直感で決めて飽きてきたらケースを変えてみるのもひとつの手です。

あとがき

iPhoneの登場は衝撃的で、おなじみの黒のタートルネックとジーンズ姿でスティーブ・ジョブスが行ったプレゼンはあまりにも有名ですが、その彼が数年後にiPadを手に登壇した際に、僕は苦笑してしまったことを覚えています。

iPhoneをただデカくしただけで、コンテンツ消費ならTVやPCでいいし、ゲームならコントローラーがついたコンシューマ機でやった方がいいに決まってるし。ソファにねころんで、その板を操作するのがそんなに優雅なことかと?

しかし今、iPhoneがスマホ市場を作ったように、iPadもまたタブレット市場の中心にいて、時代を牽引しています。

スマホのように持ち歩くには大きすぎるし、PCのように使うには制約が多すぎる。まだまだiPadに対してそのような印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますし、少し前までの僕もそうでした。

では、今は何が変わったのでしょうか?

基本性能の向上に、アプリとオプションの充実。これらの進化によって、iPadはPCより気軽に立ち上げられ、スマホより本格的で快適な作業環境を瞬時にユーザーに与えることができる。それが、アイデアを形にすることへの第一歩をスムーズにさせるのです。

2019年9月にリリースされたiPadOSとその進化によって、今それがさらに加速しています。

「何に使えるかを考える」ことすら、楽しいデバイスです。皆さんもぜひ手に取って、iPadと自分の可能性を探してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました