お久しぶりですスカラベですみなさんこんばんは。
突然ですが、今回は僕が運営しているこのブログ「d/a」や、僕のハンドルネームである「K」の由来について説明をした事がないので、今日はそれを記事にしてみ・・・え?興味ない?
まぁ人の名前の由来なんて聞いても、「あぁ、そうなんですか。」ってなもんですよね。
しかし、皆さんのお好きなアウトドアメーカー・ブランド名の由来だったらどうでしょう?
お、少しは興味がわいてきましたね?
今回はキャンプ超初心者の方でも一度は必ず名前を聞いたことがあるであろう、メジャーなブランドばかりを10社セレクトして調べてみました。
由来を説明する関係上、そのブランドヒストリーにも一部触れておりますので、お好きなブランドの成り立ちを知る良いきっかけになればと思います。
また、僕の主観で各メーカーのオススメ品も合わせて掲載しておりますので、ギア選びのご参考にどうぞ!
お時間がある時に1メーカーずつでもサクッと読めて、知っておいて損はない内容です。
気になるあの人をキャンプに誘って、「ねぇねぇ、このメーカーの名前の由来って知ってる?」なんていいところを見せたら、二人の距離が急速に近づいて、仕事もうまく行き始めて、宝くじが当たって、株で儲けて、コンプレックスが無くなって、健康で長生きできて、人生順風満帆になること間違いありません。
それでは下の目次より、お好きなところから、アウトドアメーカー名の由来10選をお楽しみください。
尚、並びは順不同で、僕の思いついた順で書いておりますのであしからず。
①「コールマン」〜創業120年の歴史の重み
言わずと知れた老舗、コールマン。アメリカ合衆国のオクラホマ州で、ウィリアム・コフィン・コールマン氏によって1900年頃に創業されたという事です。
もう答えが出ちゃってますが、見落としてしまったあなたの為に優しい僕が解説すると、社名の由来は創業者名から来ています。
ライト兄弟が有人動力飛行に成功したのが1903年という事で、「飛行機が出来る前からあったメーカーが今でも業界屈指のトップブランドである」という事実が、コールマン製品の信頼性の高さを、これ以上無いほど雄弁に物語っています。
ランプの製造販売からスタートして、アウトドア用調理器具の販売を始めたのは1920年代に入ってからの様です。
公式にあるコールマン120年の歩みは、「えっ、この史実より古い歴史がある会社なの!?」なんて驚く事うけあいの年表になっていますので、是非ご一読ください。
僕のオススメ商品は、これから暑くなるシーズンにぴったりな遮光遮熱生地で作られたテント、「ツーリングドーム/ST+」です。
遮光性に優れた素材で光を90%以上ブロックし、テント内の温度上昇を大きく防ぐことができます。
ケシュアと同じ様な機能で、あちらは「Fresh&Black」というネーミングですが、コールマンは「ダークルーム(TM)テクノロジー」という商標です。
僕はケシュアのを持っていますが、通気性の良さとも相まって、強い日差しの下でも思いのほか快適に過ごせます。
また、その黒い生地のおかげで直射日光を受けても室内は暗く、朝日も眩しくないので快眠できます。
ソロ用・ファミキャン用のテントからタープまでシリーズも豊富ですので、キャンプスタイルに合わせて選んでみてください。
②「スノーピーク」〜日本オートキャンプ文化の父
「人生に、野遊びを。」をコーポレートメッセージに掲げているスノーピークの歴史は、1958年、創業者の山井幸雄氏が立ち上げた金物問屋から始まりました。
谷川岳をこよなく愛する登山家でもあった幸雄氏。当時はまだ本格的な山道具が日本ではなかなか入手できず、本場ヨーロッパから取り寄せたりしていました。
しかし既存の山道具に満足出来ず、「欲しい物は自分で作ろう」とオリジナル商品の開発を始めます。
ほどなくして、幸雄氏が作る道具の使いやすさと品質の良さが次第に登山愛好家たちの間で広がり、創業した登山用品店「山井商店」は大繁盛。
折しも、日本隊がマナスル初登頂を成功させた時期とも重なり、空前の登山ブームの中で急成長していきます。
その後、登山ブームの終焉とともに陰りが見え始めた同社を救ったのが、現会長で2代目社長の山井太(やまいとおる)氏。
留学経験のある太氏は、本場アメリカのキャンプ文化を日本に持ち込もうと奮闘。新規事業ドメインにキャンプ事業を据える事に消極的だった幸雄氏を、見込み客から先だって注文を取り付けることで納得させ、今日のオートキャンプというジャンルを開拓した現在のスノーピークが誕生するわけです。
社名も太氏の社長就任時に「スノーピーク」とされました。創業者である幸雄氏が愛した谷川岳、その雪を抱いた白い頂に由来しており、ロゴマークにあるアスタリスクは雪の結晶を表しています。
現在太氏は会長職となり、創業家3代目の山井梨沙氏が社長に就任し、同社、そして業界を牽引しています。
ブランドヒストリーに関しては、公式サイトに、より詳しい記述があります。
オススメ商品は僕も愛用しているチタン製カトラリー、「スクー」です。
絶妙なバランスでスプーンとフォークが融合されていて、これ1本あれば困る事はありません。
本体裏に、飯炊き用のスケールがありますが老眼で目盛りが見づらくなってきていてつらい。
先割れスプーンとは違うのだよ、先割れスプーンとは。
③「ロゴス」〜休日の家族のアウトドアをサポート
ロゴスが設立されたのは1985年ですが、前身となる大三商事株式会社は1920年代創業の船舶用品問屋でした。
1950年代には漁業関係者や建設工事現場従事者用の作業着の製造販売業者として広く認知されるようになり、更に1970年代にはゴムボートなどのレジャー用品の取扱も開始。
その後1980年代に入ってからキャンプ業界に本格参入しますが、この時開発したゴムボートにつけられた商標が「ロゴス」でした。
これが社名と勘違いされるほど有名になったことから、1985年、社名も合わせて株式会社ロゴスコーポレーションになったという事です。
自社製品の“シャープペンシル”から社名を取った「SHARP」と同じパターンですね。
ブランドポリシーは「水辺5メートルから標高800メートルまで愛用されること」で、近所の行楽地で家族や気の置けない友人たちと行う、気張りすぎない休日のアウトドアをサポートしてくれるイメージです。
オススメは固形燃料の「エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4」。
森林伐採しないヤシガラ成形炭なので、その名のとおりエコ。
「1分でバーベキュー開始」がキャッチコピーの製品で、ライターで20秒ほどあぶるだけで着火できて、1個で30~45分燃焼します。
備長炭の火おこしにも使えますし、笑‘SのB6君には2個並べてぴったりサイズなので、大人数でもソロでもBBQが捗りますよ!。
④「DOD」〜能あるウサギは爪隠さない!?個性的な実力者
様々なジャンルをまたいだ自社ブランド製品の開発・販売を行っているビーズ株式会社が手掛けるアウトドアブランド、それがDODです。
もともとは「DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア)」という名称でしたが、同社が別に運営するサイクルブランドである「DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)」との混同を避ける為に、2018年にその頭文字を取ってDOD(ディーオーディー)へと名称を変更しました。
もともと社内ではDODという略称で呼ばれていたそうで、自然な流れで社名が落ち着いた感じですかね。ユーザーとしても、DODの方がキャッチーで覚えやすいですからね。
自然な流れで北川景子へのプロポーズに使用された、DAIGOの「KSK」みたいなものですね。
また、ロゴマークに動物を使う案はもともと決定していた様で、「俊敏性や親しみやすさがDODのコンセプトにぴったり」だという事で、最終的にウサギに決まったそうです。
パップフーテントやスゴイッスみたいに、ユニークなネーミングかつ実用性も高い商品を提案しながらも、一方でトゥリーラブの様な、完全おふざけネタ商品をも躊躇なく市場投入してくるフットワークの軽さが、その企業コンセプトを体現してますよね。
ちなみにロゴの隠し要素として、真ん中の「O」は太陽、下の▲は山を表しているほか、文字全体をよ~く見てみると、なんかの動物の顔みたいに見えませんか?との事でした。
オススメは五徳内蔵の可変型ソロ用テーブル「ソトメシンガーZ」。
昔から相変わらずの独特なネーミングセンスですね。こういったセンスが嫌いな人もいると思いますし、正直「まじめにやれよ!」と言いたくなるような商品もなきにしもあらずですが、これは結構使えます。
最近、SOTOのST-310用の遮熱テーブルが人気ですが、そういった商品はあくまでST-310専用品です。
遮熱板を単体で買うよりはいいかもしれませんが、テーブルとしては狭くて華奢すぎ、結局もう1台テーブルが必要になってしまう気がします。
その点ソトメシンガーZなら作りがしっかりしていてテーブルとしての広さも十分で、高ささえ合えば(8段階で調整可)お手持ちのバーナーや、焚き火でも使えます。
ST-310ユーザーの方は、ぜひこちらも合わせて検討してみてください。
⑤「CAPTAIN STAG」〜俺たちの鹿番長
キャプテンスタッグは1976年、家庭用品を扱うパール金属株式会社のアウトドア部門としてスタートしました。
そうです。最初からアウトドア用品専門店では無かったわけです。
前述したスノーピーク、後にご紹介するユニフレームもそうですが、新潟県の燕三条という日本の金属加工業のメッカを本拠地としています。
この地域は何故、金属加工業が盛んであるかというと、地域を流れる信濃川の度重なる氾濫により農業には不向きであったこの土地においては、江戸時代より農家の副業として和釘の製造が活発に行われていた事に起源を持ちます。
そうした事を背景に鍛冶屋の職人集団が形成され、やがて金属加工が得意なものづくりの町として発展を遂げ、現在に至ります。
だいぶ端折りましたが、要するに、かつての職人たちが時代の変遷と共に、和釘から刃物や工具・食器の製造にシフトしていったように、現代の金物問屋さんたちもまた、キャンプ用品など現代のニーズに合わせた事業展開をしているという事です。
その代表がキャプテンスタッグやスノーピーク、ユニフレームであるというわけですね。
その社名には、大自然を行く牡鹿(STAG)の群れを統率するのリーダーの様に、「大自然の中で頼りになる存在」になりたい、という思いが込められています。
2021年4月1日、正式に「鹿番長」に改名しました。
嘘です。
ブランド設立当初は食器関係に力を入れていた様ですが、今ではラインナップも増え、同社の商品だけでキャンプができるほどの品揃えになっています。
公式にはこんな一文があります。
『頂点を目指そうとするあまり、保守的な発想へ傾きかけたり、造作にこだわりすぎて価格的に手が届かなくなってしまっては、存在する意味がない』という考えのもと、使いやすさ、購入しやすさを第一に考え、より快適で、より楽しいアウトドアライフをサポートすべく、総合的な商品展開を目指しています。
CAPTAIN STAG公式サイト~ABOUT US キャプテンスタッグについて
このモットーはキャンパー全員が持っていると言っても過言ではない堅牢かつ安価で使いやすいサイズ感のロングセラー商品、アルミロールテーブルに凝縮されていますよね。
鹿番長!これからも頼りにしてます!!
オススメは「アルミロールテーブル」です。
本文にも書いてますし、やっぱりな、とお思いかもしれませんが、初期に買ったキャンプギアの中でいまだに現役の物ランキングがあれば間違いなく1位でしょう。
あのサイズ感と高さは、やっぱり絶妙です。
あと、何気にグランドシートがサイズごとに充実していますので、お手持ちのテントに合ったグランドシートが見つけられず困っている方は、こちらで探してみてはいかがでしょうか?
⑥「CHUMS」〜だから、ペンギンじゃないとあれほど…
チャムスは1983年、アメリカのユタ州ハリケーンで、マイク・タゲット氏によって創業されました。
もともとラフティングのリバーガイドをしていた彼が、職場である「川」にサングラスを落とさないようにメガネ用のストラップを開発・販売したことがきっかけで、アウトドアブランドとしての歴史をスタートさせました。
社名の「CHUMS(チャムス)」は、友人の愛犬の名前「CHUMLEY(チャムリー)」から取ったのだそうです。
近い将来、今勢いがある中国アウトドア業界から、「茶蒸(ちゃむす)」という新進気鋭のブランドが登場して本家と係争になる未来が見えます。茶蒸のロゴマークは、おそらくペンギンになるでしょう。
チャムスのロゴである鳥はペンギンではなく、「カツオドリ」です。
南米では「ブービーバード」と呼ばれていて、この「ブービー」には”まぬけで可愛い“という意味があります。
飛ぶのと泳ぐのは上手なのに陸上を歩くのが苦手。おまけに警戒心が無いこの鳥は愛らしい反面、捕まえやすく17世紀のスペインの船乗りたちに食用として乱獲されていた様で、今では絶滅危惧IB類(EN)です。
チャムスのロゴマークには、その人懐っこくて愛らしいカツオドリの生態から、「愛嬌があって可愛がられるブランドでありたい」といった意味が込められています。
オススメは、こちらも定番ですが、「ブービーマルチハードケース」。
衝撃に強く、耐久性の高いEVA樹脂を使用しており、側面はクッション性もあって衝撃から中身を守る心強いアイテムです。
S、M、Lの3種あって僕はMを所有。カトラリーやLEDランタン、調味料など、細々したものをまとめて入れています。
ケースのサイズと個々の趣味に応じて、クッカーやシングルバーナー、釣りのリールやコーヒーセット一式など、大切に扱いたいものを、どんどん入れちゃえます。
Mサイズにはフュアーハンドのオイルランタンぴったり入るというレビューもありました。
カラーバリエーションもいくつかあり、どれを選んでもおしゃれで可愛いですし、それでいてタフなこのケース。1つ持っておいても損はないでしょう。
⑦「ユニフレーム」〜「焚火台」を広めた燕三条の雄
新潟県は燕三条で、麺の湯切り網などを中心とした厨房用金物加工販売を行なっている株式会社新越ワークス。
その高い金属加工技術を武器に、同社の展開するアウトドアブランドが「ユニフレーム」という位置付けに“現在は”なっています。
1985年からアウトドア用品の開発販売を行なっていますが、現在のユニフレームに至るまでの経緯がちょっとややこしいので、下記の年表で流れをご参照ください。
- 1963年創業者の山後信二氏が「新越金網製造工場」を創立
1960年代に業務用厨房金網製品の製造販売を開始する。
- 1970年「新越金網株式会社」を設立
1970年代は一般家庭用の金網製品の製造を開始し、LPG燃焼器具の開発にも着手。
- 1985年LPG部門を分離し、「株式会社ユニフレーム」を設立
1980年〜現在に至るまで、金属加工が得意分野である強みを活かした、焚き火台をはじめとする金属系キャンプギアを中心に、数々の名品を世に送り出している。
- 2001年事業部制を導入
(株)ユニフレーム内のアウトドアブランド=ユニフレーム事業部となる。
- 2014年社名を株式会社ユニフレームから株式会社新越ワークスに変更し、現在に至る。
ユニフレームという社名の由来は、「ユニークな炎(フレーム)を創造する」というところから来ている様です。
最初の炎として、1989年、同社初のキャンプ用品となるツーバーナー「US-2000」の販売を開始しました。
彼らが牽引した第一次キャンプブームの全盛期、最もキャンプ人口が多かったと言われている1996年に、軽量コンパクトな焚火台「ファイアスタンド」が発売されました。
スノーピークの商品と並んで、「キャンプにおけるマナーや常識として、焚火台を使用すること」を定着させました。
オススメ商品は「山フライパン深型」。
高さ6cmの深型で、これひとつあれば米炊きから、焼く、炒める、煮る、揚げるなどなんでもいけちゃう万能クッカーです。
僕はストームクッカー愛用者ですが、唯一フライパンが小さく浅いことだけが気に入っておらず、。
一般的なものは高さ4cmですが、たった2cm違うだけで米炊きなんかも楽勝なのでパエリアが上手にできたり、特に一人鍋には最適なサイズ感になります。
専用のフタも販売されていますし、同社製のアルミ食器セットが綺麗にスタッキングできる様です。
全てそろえると、ちょっとお値段は張りますが、あれこれ悩んでいる方は思い切ってこれらを選んで、クッカー選びに終止符を打ってはいかがでしょうか?
フライパンで出来る料理のレシピを集めた本を読んで、キャンプ料理のレパートリーも充実させちゃいましょう!
⑧「SOTO」〜外には相当なソトがある
ここまでご紹介してきた国内のアウトドアブランドの多くがそうであった様に、SOTOもまた会社名ではなく、新富士バーナー株式会社という1978年に設立された工業用バーナー製造会社が展開するアウトドアブランドです。
設立当初は配管工事用や、雑草処理用のバーナーをメインに製造販売していました。
アウトドア用品の販売が50%を占めるようになった現在でも、それらは同社の重要な事業基盤としての地位を確保し続けています。
同社がアウトドア用品を手がける様になったきっかけは、1990年に発売を開始した100円ライターを燃料とする手のひらサイズの小型バーナー、「ポケトーチ」の開発です。
そこで立ち上げられたSOTOブランドは、今では誰もが知る、燃焼器具を中心としたアウトドアブランドに成長を遂げました。
ブランド名の由来は、海外から輸入された文化であるアウトドアレジャー産業の中にあって、「自分たちは日本発のブランドである」事への誇りと主張の象徴として、日本語でいうアウトドア、つまり「外=SOTO」をブランド名に据えたという事です。
オススメはこちら、「ストームブレイカー」です。
もともと工業用バーナーの会社だけあって、アウトドア用火器に関しては国内トップと言い切ってしまっても異論が出ないであろうSOTOが産んだ、近年の傑作です。
燃料にガスもガソリンも使える「マルチ燃料」のバーナーは従来もありましたが、燃料に合わせてノズルを変える必要がありました。
この煩わしさを払拭するために SOTOは研究開発を続け、ついにノズル交換不要のマルチ燃料シングルバーナーを作ってしまいました!
もっとも平地でのキャンプで、これをフル活用しないといけない様な状況は無いと思いますが、開発陣に敬意を表してご紹介させていただきました。
これに限らず、同社製のシングルバーナーは良いものばかりですので、このジャンルで何を買おうか迷ったら、SOTO製を選んでおけば間違いありません。
⑨「モンベル」〜日本が誇る、世界のmont-bell
トレッキング、サイクリング、パドルスポーツ、クライミング、フィッシングなどなどあらゆるジャンルを網羅し、キャンプ場経営や各種イベント企画運営も行うなど、言わずと知れた国内大手アウトドアブランドですね。
“Light & Fast”(軽量と迅速) “Function is Beauty”(機能美)をコンセプトに掲げた自社ブランドのみならず、ヘリノックスやジェットボイルなど、キャンプや登山でお馴染みの有名ブランド商品を幅広く取り扱っています。
1975年に現会長である辰野勇氏が大阪市西区立売堀にて創業。僕はてっきりヨーロッパのブランドだとばかり思っていました。
フランス語の「mont(山)」「belle(美しい)」を語源にした「美しい山」という意味である社名がモンブランを連想させる事から、フランス、イタリアとかスイスあたりに本社があるのだと勘違いしていました。
実際、アメリカとスイスにも現地法人を構えていますからね。
ちなみにこれは正しいフランス語ではなく、発音しない語尾の「e」をとり、フランス語でも英語でもない造語表記とした、との事です。
ド定番すぎてオススメもいろいろありますが、何か一つだけと言われれば、僕はマルチフォールディングテーブル推しです。
特許取得済の「ハイローザシステム」で、テーブルの高さが3段階に調節でき、どんなキャンプスタイルにもこれ1台で適応できる優れものです。
さて、最後は今回ご紹介したブランドの中で最も若い会社、ゼインアーツです。
2018年9月に長野県松本市で産声を上げたばかりのアウトドアブランドで、メディアでもしばしば新進気鋭のブランドとして取り上げられます。
このブランドのローンチ商品である機能性と美しさが共存した独創的な形状のテントは即完売で、その後発売された全てのシェルター、テントが今もって入手困難な状況が続いています。
また、この春テント以外の商品として新たに発売したシェラカップやランタンハンガー、ペグハンマーも即完売で、7月に登場予定の新作テントもまた予約不可で抽選販売限定と、相変わらず高い人気を誇り、激しい争奪戦が予想されます。
“新進気鋭”を辞書で引くと、「新たにその分野に現れ、意気込みが鋭く、将来有望なさま。」とありますが、将来有望どころかデビュー直後に実績を上げ、早々に国内トップブランドの仲間入りを果たしてしまいました。
それもそのはず、ゼインアーツの代表小杉氏は業界歴30年のベテランで、元スノーピークの商品開発に携わっていた人物でもあるからです。
社名の由来は小杉氏の座右の銘、「座して半畳、寝て一畳」から来ています。座=ZAと寝=NEでZANE。これにはシンプルさと実用性を追求していきたいという想いが込められています。
そして自社商品には、機能を追求した先の副産物としての造形の美しさ=機能美ではなく、機能性と藝術性を同格で追求した結果の美しさを求めていて、 ZANE ARTSの「ARTS」は「藝術」を意味する「art」から取っているのだそうです。
また、座っている人を「Z」の文字、寝ている人を「Z」を横倒しにした「N」で表現したというロゴは、そう聞いて改めて見るとなかなか愛嬌があり、コンセプトが哲学的なだけに、あまり堅苦しくなりすぎないように、という遊び心も垣間見れますね。
ゼインアーツの商品は、今のところサブポールを用いて空間を広く取るコンセプトの物が多いのですが、登山家でもある小杉氏が将来的に、山岳テントの様な軽量コンパクトなソロテントをデザインしてくれないだろうかと、個人的には期待しています。
ゼインアーツのテントはどれも魅力的でオススメなのですが、現状ほぼ全てが品切れ中で予約販売も行っていません。
今年7月下旬に抽選販売される予定の新作テント、「オキトマ2」と「ゼクーL」の紹介記事を以前書いていますので、「ゼインアーツのテントのことは良く知らない」という方は参考にしてください。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
今では有名なブランドも創業当時は全く別の業種だったり、名前の由来も凝っているものから思いつきで付けた様なものまで多種多様でしたね。
当ブログも早いもので5ヶ月目に入りました。おかげさまで徐々にアクセス数も増え、更新のモチベーションになっています。
本当にありがとうございます。
みなさまにとって有益な記事が書けるように努力してまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。
それでは今回はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
コメント
勉強になりました。知識が増えるということは、自身の自信に繋がります。感謝