当ブログ管理人のスカラベです、みなさんこんばんは。
「日本オートキャンプ協会が2023年上半期のキャンプ場900か所の稼働状況を調査したところ、6割以上が前年同期間の収入を下回ったと回答している」という記事を、最近見かけました。
キャンプブームの終焉だ!なんて声も聞こえてきますが、コロナ禍で三密回避の機運が高まり、アウトドアに注目が集まっていたここ数年の過熱ぶりが異常だっただけで、5類移行と共にそれもいったん落ち着き、通常の状態に戻ったという事でしょう。
そもそも「野遊び」というものは娯楽における普遍的なジャンルであって、流行り廃りなどとは無縁のはずですからね。
ただ、そんな野遊びもSNSの普及に伴ってノウハウが蓄積、共有された結果、本来アウトドアとは無縁であった層さえ巻き込んで、常に新しいムーブメントやジャンルが確立され続けています。
その一つが、アルミコンテナを便利且つおしゃれにカスタムして使う、ボックスキャンパーというジャンル。
そんなわけで本日は、キャンプにおける収納力、機動力が高められて、おまけに見映えも最高という一石三鳥なアルミコンテナカスタムのご紹介です。
アルミコンテナ導入に至る経緯
私事ですが、昨年暮れにジムニーシエラJB74からダイハツアトレーに乗り換えました。
ジムニーの荷室が狭い事は買う前から分かっていたことで、限られた車内空間をいかに工夫して有効活用するかを考えるのも楽しみの一つではありますが、自分のスタイルでは限界を感じてしまった次第です。
乗り換えてからは、そこそこのキャンプ用品一式を車に積みっぱなしにしておいてもなお、車内は広々としていて、通勤や買い物などの日常使用にも全く影響ありません。
ただ、便利すぎるが故に、あれもこれもとあまりに荷物を積みっぱなしにすると直ぐに散らかってしまいます。
そこで、年頭に当たり、車中泊とソロキャンプ特化型の個人用超絶便利システム&すばらし空間の創造を目標に掲げました。
その為に実現しなければいけない課題は次の二つ。
- 本当に必要な荷物を厳選して、常に積んでおくものは必要最小限にする
- 1を実現しつつ、思い立った時に即車中泊やキャンプに向かえる体制を整える
これらを実践すべく、今までトランクカーゴに詰め込んでいただけの収納を考えなおすことにしました。
そこで目を付けたのがアルミコンテナです。
アルミコンテナとは何か?
キャンプ用品の収納には、樹脂製のトランクカーゴをお使いの方が多いのではないでしょうか?
各アウトドアメーカーやホームセンターなどで販売されていて、販社ごとにトランクカーゴとかコンテナボックスとかRVボックスとか呼び名もたくさんありますが、本記事内では「トランクカーゴ」と呼称を統一します。
だいたい色はアースカラーで、50Lもしくは70Lサイズが一般的に普及していると思います。
安くて丈夫で、人が乗っても大丈夫なのでちょっとした踏み台として使ったり、天板を付けてテーブルになったりする物もあって非常に便利で、みんなが使っているのも頷けます。
僕も50Lと70Lの二つ持ちで、ジムニーのルーフキャリアに積んでキャンプに出掛けていました。
対してアルミコンテナは、その名のとおり材質がアルミで、黒もしくはシルバーの(※メーカーによってオリーブやサンドカラーの展開もあり)重厚な外観のコンテナです。
アウトドア用品としては、VENTLAX、BOC、DELTA/MTあたりが販売している製品が有名どころでしょうか。
サイズ展開はメーカーによってまちまちで、小さいものでBOCの16.5L~大きいのがDELTA/MTの73L までありますが、VENTLAX、BOCの25L、30L、46Lあたりのサイズが主流になっていると思います。
以下に、現状2大勢力と思われるVENTLAXとBOCのサイズ展開をまとめておきます。寸法の単位はmm、カッコ内は内寸です。(※BOCには内寸表記がありませんでした。)
メーカー | 品名 | 容量 | 横幅 | 奥行き | 高さ |
BOC | XS | 16.5L | 410 | 250 | 200 |
S | 30L | 510 | 320 | 240 | |
M | 46L | 600 | 410 | 230 | |
VENTLAX | PANDORA25 | 25L | 515(495) | 320(295) | 200(175) |
PANDORA46 | 46L | 590(570) | 410(380) | 240(215) |
個人的にはBOCのSサイズ、容量30Lで横幅510×奥行320×高さ240mmの物が価格と大きさのバランスが良くてオススメなのですが、本記事を執筆時点では公式でもECサイトでも、一番小さいXSしか在庫がありませんでした。
VENTLAXのも質感が良さそうで、他メーカーと比較して価格設定も低く間違いない商品だと思いますが、小さい25Lの方で高さが200mmしかないのが難点。
詳しくは後述しますが、アルミコンテナはフタの裏を使った収納が肝で、開閉時の利便性にも関わってきますので、たった4cmでも高さは結構重要です。
ノーブランドアルミコンテナでも大丈夫か?
そんなわけで僕は、Amazonでノーブランド品を買いました。ノーブランドというか、無名ブランドですかね。読み方は分かりませんが、ブランド名にはCHANODUGという記載がありました。
ただ、出荷販売元が中華アウトドアブランドとしてグローバル展開している株式会社CAMPINGMOONとなっておりましたので、安心感はあります。
写真や説明によると、材質、外観、使い勝手は他メーカーとほぼ同じっぽい。寸法は横幅515×奥行315×高さ245mmと、BOCの30Lとほぼ同じ。
リベットも全て黒で、左右の持ち手が移動中バタバタしない様に、スプリング付きで手を離すとデフォルト位置に戻る仕様も、他のブランド品同様。
在庫も潤沢で、価格もBOC製と同等の15,800円。
あと、これは好みが分かれる部分ですが、メーカーロゴやプレートなんかが付いていないので、シンプルでカスタムし易いところも僕は気に入りました。
早速実物を入手して、自分なりのカスタムも済ませましたので、次の章からはトランクカーゴとの違いや、アルミコンテナカスタムの魅力について書いていきます。
樹脂製トランクカーゴとの決定的な違いとは?
アルミコンテナ推しの記事ですが、「トランクカーゴよりこっちを使った方が良い」と全て入替える事を推奨しているわけではありません。
事実、アルミコンテナはトランクカーゴと比較すると、重くて値段が高いです。
重量に関しては50Lクラスで、樹脂製2.6kgに対してアルミが4.5kg。差異はたったの2kg程度しか無く、移動は車である事から、こちらはそれほどネックにはならないかと思います。
問題はお値段で、樹脂製のトランクカーゴと比べてちょっと、、、というかだいぶ高め。
50Lクラスの比較だと、どのショップからでも3,000円台で買えるトランクカーゴに対して、アルミコンテナは17,800円(VENTRAX製46L)と、その差5倍以上。
僕が買った物も30Lで15,800円と、容量あたりの単価で比較すると話にならないくらい差があります。
これだけ価格差があると、キャンプ用品の収納箱としてコスパ優秀なのは、トランクカーゴという事で間違いありません。
ただ、アルミコンテナは高価ですが、あなたのキャンプライフを半永久的に支え続ける一生ものになり得ますし、且つ、あなただけのオリジナル、一点ものです。
キャンプに車中泊に1つ持っていれば大変便利な代物ですので、数あるトランクカーゴのうちの一つを、アルミコンテナと入替してみてはどうでしょうか?とオススメしたいのです。
というわけで、単純に容量と価格比較だけでスルーするのはあまりにもったいないので、アルミコンテナカスタムの魅力についてプレゼンさせてください。
①カスタマイズ可能な「魅せる収納」
まずは、完成品の写真をご覧ください。手前味噌ですが、自分の作例です。
フタが外れるトランクカーゴと違って、アルミコンテナはクーラーボックスやメイクボックスの様に、フタが立ち上がります。
このフタを開けた部分に、100均でも売っている有孔ボードやワイヤーラックを取り付けて、そこによく使う道具や、お気に入りの道具を好きなように配置する事が可能です。
各種SNSやYouTube、ブログなんかで「アルミコンテナカスタム」や、「ボックスキャンパー」というキーワードで検索すると、たくさんの方々の作例が出てきます。
僕も真似して作ってみたのですが、なかなかの出来栄えに満足しています。
自分で手を掛けて、かっこいい道具を作る事が楽しい。やはりこれに尽きます。
正直、高いお金を出してアルミコンテナを買っただけでは完成せず、更に手間暇掛けて労力を割いた上に、追加の出費も発生するなんて考えられない、という方々の気持ちも、もちろん理解できます。
ただ、コンテナカスタムというジャンルが多くの人々を魅了しているという事実は、キャンプ好きが持っているクラフト魂みたいなものをくすぐられているから、という事の裏付けになっているような気もします。
キャンプや車中泊って、ほどよく小さく、快適で落ち着ける自分だけの空間の創造が基本ですから、秘密基地感が極まる小さなアルミコンテナの中でそれが上手く実現できているのだと思います。
どう作るかはその人の好みによりますが、ミリタリーテイストが良く似合い、そんな要素が含まれてるものを好む方も多いのではないでしょうか?
こういうのを発案された方もすごいけど、この部分のパーツは100均のこれで作れます!とか、追加の技術情報を提供してくれている方もたくさんいらっしゃって、良く思いつくものだな、とその想像力&創造力に感心させられます。
こんな風にルックスが良いだけではなく、もちろん十分な実用性も兼ね備えています。次は収納力について。
②30Lでこれだけ入る!ソロには絶妙なサイズ感
僕が買ったアルミコンテナの仕様は以下のとおり。
- サイズ外寸:約横幅515×奥行315×高さ245mm
- サイズ内寸:約横幅485×奥行295×高さ245mm
- 容量:30L
- 材質:アルミ合金
- 重さ:約3.6kg
- 積載量:30kg
- 耐荷重(静止荷重):約40kg
冒頭でも書いたとおり、僕がボックスキャンパーを志した理由は、個人用超絶便利システム&すばらし空間の創造なので、基本的にソロで使用する事が前提となります。
まぁ、フタが立ち上がってテーブルの前に遮蔽物ができるわけですから、複数名が居る場合の使用にはあまり向いていません。
そんなわけで、購入するなら30Lをオススメします。
このサイズがソロ用には非常に使いやすい。
下の表は、僕が買った30Lのアルミコンテナとトランクカーゴ各サイズのサイズ比較です。
幅、奥行き、高さは内部有効寸で、単位はmmです。
品名 | 容量 | 横幅 | 奥行 | 高さ |
アルミコンテナ | 30L | 485 | 295 | 245 |
トランクカーゴ | 30L | 304 | 306 | 293 |
トランクカーゴ | 50L | 504 | 306 | 293 |
30Lのアルミコンテナと50Lのトランクカーゴで20Lの容量差があるにも関わらず、横幅と奥行きはさほど変わらないサイズ表記になっています。
これは、トランクカーゴは底面を内部有効寸法として計測しているからです。
トランクカーゴは、間口が最も大きく底面に行くほど狭くなる四角錘台形状なので、一番狭いところでこの寸法という意味です。
これに加え、アルミコンテナとの高さの違いもあるので、20Lの差が出ています。
写真だと大きさの違いが歴然でしょう。
ソロ用で必要な身の回り品は、30Lでも十分に収納可能です。
しかし、30Lのトランクカーゴだと一辺が約300mmの立方体のような形状で、入れる物の横幅に制限が出てきてしまいますので、やはり主流は50Lになるかと思います。
一方でアルミコンテナは30Lでも壁四面が垂直に立ち上がった直方体形状ですので、道具も入れやすく、フラットな天板をテーブルとして活用する場合も十分なスペースが取れます。
でも、たくさん入るし安いんだから、50Lのトランクカーゴで十分なのでは?
確かに、収納上手な方は、それでいいかも知れません。
ただ、僕みたいなズボラで整理整頓が苦手な人間は、「入るから何でも入れちゃえ収納」になってしまい、何度も不便を感じてきました。
例えば出発前の準備のとき、道具をパンパンに詰めたあとで追加で必要な物が何個か出て来て、めんどくさいから箱の隙間に押し込んだりとかは日常茶飯事。
あと、撤収完了後にモバイルバッテリーだけ必要になったけど、箱の一番奥にあって取り出すのがめんどくさい、みたいなことも良くありました。
また、トランクカーゴをテーブルにすると道具の取り出しが面倒だし、箱から出して並べておくには別にテーブルやラックが必要になるし。
こんな悩みを一撃で解決できるような物を探して、最終的にたどり着いたのが、アルミコンテナです。
キャンプに限らず、スマートな収納とは、空間を隙間なく埋める事ではなく、使用する時の事を考えて物の定位置を決め、使ったらこまめにそこへ戻す事です。
これを最も容易に行えるのが、このアルミコンテナだったのです。
特に使用頻度が高く、散らかりがちな小物類も、フタ裏に収納すればきれいにまとまって、利便性も見栄えも向上します。
蓋裏収納
僕の場合、フタ裏の有孔ボードは幅40cm×高さ21cm。ダイソーの40×30cmのボードを切って塗装しました。
そのボードに常時付けているのは、次のアイテム。
- ラジオ兼Bluetoothスピーカー
- ランタン(ゴールゼロのパチモン)
- モーラナイフ
- オピネルのナイフ
- カトラリーセット
- ショットシェル型調味料(塩、胡椒、ほりにし、粉コーヒー)
- レザーマン(10徳ナイフ)
- SOTOのスライドガストーチ
- マッチケースとショットシェル型小物(錠剤など)入れ2個
- 火吹き棒
- 愛犬の遺骨が入った小瓶(いつも一緒)
よく使うものは全て目の前にディスプレイしてあって取り出しやすく、一旦使い終えたら、その都度定位置に容易に戻せるから散らからない。
おまけに愛犬の遺骨もサッと取り出して、暖かなランタンの明かりの下で在りし日の思い出に浸りながら、魂で酒を酌み交わすことも可能。
最&高の追&悼。ロマンティックじゃないですか!
フタ裏に何を付けるかは、もちろん所有者の自由です。お気に入りの道具だけを並べて、ずっと眺めていてもOK。
ただし、あまり重量があるものを付けすぎると、重心が上に寄りすぎてトップヘビーになり、転倒してしまう恐れがありますので、やりすぎにはくれぐれも注意してください。
コンテナ内収納
続いてはコンテナ内。
容量30Lのアルミコンテナ内に収納できるものは以下のとおり。
- 天板3種(竹製2枚、金属製1枚)
- CHUMSマルチハードケースM
- ストームクッカーS
- メスティン
- Snowpeakオゼンライト
- 笑’s B6君
- ピコグリル
- 薪ばさみ
- ホットサンドメーカー
- ランタンケース
全てを展開した下の写真を見て頂ければ一目瞭然ですが、ソロキャンプに必要な物は全て、というか過剰装備といえるほど入ります。
これだけ入れば、十分じゃないでしょうか?
あくまでこれは、30Lでこれくらい入りますよ、というサンプルですので、こちらを参考に、各自お好きな道具に置き換えて考えてみてください。
テーブル寸法ですが、フタを開けた内側上部の天板を置けるスペースの有効幅は、フタを支えるバンドの内々になるので約45cm。
奥行は36cmの板をフタ裏にピッタリつくように置いて、こんな感じ。
天板を奥にぴったり付けていることに加え、コンテナ開口部の縁がゴムになっているので、滑ったりずれたりは全くせず、置くだけで安定しています。
幅16.3cm、奥行き36cmの竹製の物が2枚と、幅12.5cm、奥行き36cmの金属製のものが1枚で、ほぼジャストフィット。
いずれもCampingMoonの既製品です。
竹製の方はCampingMoonのIGTテーブルを持っていたので、そのまま流用。
アツアツの鍋をそのまま置いたりする場所も欲しいので、サイズに金属製の方は余白にピッタリなサイズの物を買い足しました。
CHUMSのハードケースの中にはガス一式のほか、450mlのチタンマグ、シェラカップとその蓋、SEA TO SUMMITのX-カップ、SOTOのバーナーST-310、ジャックダニエルのパチモンスキットル、ゴミ袋や簡易トイレなどが入っています。
メスティンの中には蒸し料理用のネットとCB缶用のガストーチ、ランタンケースの中には予備のランタンとモバイルバッテリーがそれぞれ入っていますが、どちらもまだ小物を入れる余裕があります。
全てが手の届くところにあって、コンテナ1つで、テーブル、ガス缶ホルダー、ガスコンロ、調理台、ランタンハンガーなどすべての機能を兼ね備えています。
そして、何より大事なのは、これら全てを収納した状態で、無理なくそのままフタが閉められるという事。
開始時は開けるだけ、撤収時は閉めるだけで、使用都度のセットが不要なのでものすごく便利です。
これを実現するために大事なのが、コンテナ自体の高さです。
高さのない(4cm低い)VENTLAXの25Lだと、コンテナ内の道具とフタ裏の道具が干渉してしまってそのまま閉める事ができず、これと同容量の収納はできないものと思われます。
(※VENTLAXの25Lコンテナ、「PANDORA25」が手元に無いので実物で試していませんが、自分のコンテナでギリギリなので、4cm低いとそのままフタを閉めるのは無理だと思います。)
トランクカーゴでも天板を使ってテーブルには出来ますが、フタ裏までは使えない。たったこれだけの事が、見た目と利便性に大きな差をもたらします。
これほど便利なものは、一度使うと手放せなくなると思います。
③機動力向上
僕は車中泊もするので、シュラフやマット等の寝具類や、歯ブラシとお風呂セット、予備の下着なんかは車に積みっぱなしです。
真夏の高温が続く季節以外は、ガス缶やポータブル電源も常備。
これくらいの荷物があっても、車の乗り換えで広い空間を確保できましたので、圧迫感や不便を感じることは全くありません。
これに加えて容量30Lで十分すぎる道具を収納しつつも、邪魔にならない絶妙なサイズ感のカスタム済アルミコンテナを1台積んでおけば、思い立った時にいつでも車中泊が可能です。
面倒な準備は不要で、忘れ物をすることもありません。
個人用超絶便利システム&すばらし空間です。
また、キャンプに行く際もこいつがそのまま使えますので、その日やりたいキャンプスタイルに応じたテントさえ積んでしまえば、即準備完了。
あとは道すがらスーパーで食材を買うのみ、という手軽さです。
ファミリーキャンプの時は家族用のチェアやみんなで使える大きめのテーブル、着替えなんかも追加で必要になりますが、それでも通常時で既に8割方準備は完了していますので、準備時間の大幅な短縮に繋がります。
まとめますと、50Lのトランクカーゴよりもコンパクトなのに、フタの裏まで有効活用できて道具も十分に収納できる30Lのアルミコンテナは、車中泊とも相性抜群。
収納、テーブル、ギアハンガーを兼ねるので、そのままキャンプでも使用できて、あらゆるシーンにこれ1台で対応可能。
準備時間ほぼゼロで、思い立ったら直ぐに遊びに出かけましょう!
④万が一の備えとして
このシステムの機動力と利便性の高さは、十分にお分かり頂けたかと思います。
今年は元日から痛ましい災害が起き、大勢の方が犠牲になり、未だ苦しんでおられる方が多数いらっしゃいます。
望まない形で車中生活を余儀なくされる可能性も否定できない今、そんな時の備えとして食料や水に加え、こういったシステムコンテナを用意しておくのも良いかと思います。
万が一の時も、きっと役に立ってくれる事に加え、小さくとも自分の好きなものが並べられたパーソナル空間を確保することで、打ちひしがれてもなお、人間らしい、文化的な生活を送れている実感を少しでも得られ、それが明日への活力になるのではないかと思っております。
レジャーではない場面で使用する機会が来ない事を願ってやみませんが、とにかく、備えあれば憂い無しです。
おわりに
今回はアルミコンテナ導入に至った経緯、トランクカーゴとの違い、コンテナの利便性について書かせていただきました。
ちなみに、ざっと計算した費用合計ですが、コンテナそのものとカスタム一式で35,000円ほど掛かっていました。
カスタム品一点一点は少額の物をちょこちょこ買っておりましたのであまり気になりませんでしたが、集計してみると、意外と掛かっているものです。
僕のキャンプライフを半永久的に支え続ける一生もの且つ、僕だけのオリジナル、一点ものですし、実際使用してみて、自分的には費用対効果を十分に感じています。
DIYはこだわりはじめるとキリがなく、金がかかるものですが、ここまでする必要はないって方は、機能性とこだわり、それからコストのバランスを取れば、もっと安くできます。
例えば、蓋裏収納を100均のワイヤーネットにしたり、天板も同じく100均の板を加工して自作してみたり、ただの見た目要員であるガス缶の吊り下げなんかをやめるなどなど。
僕は勢い余って散財してしまいましたが、このへんの塩梅を考えながら、自分の納得できるものを作っていくこともまた、コンテナカスタムの醍醐味であると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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